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かつてメール対応モバイル機器市場でトップを走っていたカナダのテクノロジー企業、アップルは苦境に立たされている。20年間同社を率いてきた2人のリーダーは、その役割を大幅に縮小されることになる。ラザリディス氏は取締役会副会長に就任し、バルシリー氏は取締役の地位は維持するものの、業務執行には関与しない。
ブルームバーグは、RIMの経営陣の交代は、ライバルであるAppleやGoogleとの競争力を維持できなかった長年の結果だと伝えている。AppleやGoogleのスマートフォンOSの採用が急増したことにより、RIMの米国での利用シェアは2011年11月時点で6.5%となり、最下位にまで落ち込んだ。
RIMの新CEO、トルステン・ハインズ氏。
RIMの株価は過去2年間で急落し、投資家らはPlaybookなど最近の失敗した製品について同社を批判しているが、同社はCEOの辞任は自社の決定であり、外部からの圧力によるものではないと明言している。
「これはRIMにとって新たな時代の幕開けです」とラザリディス氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙に語った。「多少の困難もありましたが、私たちは最善を尽くしました。トルステン氏は理想的な選択です。彼はまさに適切なタイミングで適切なスキルを備えています。」
投資家やアナリストは、急成長するアップルやグーグルを相手にRIMが市場シェアを回復できるかどうか懸念しているが、ロイター通信は、ハインズ氏が会社を売却する計画は当面なく、現在のRIMのブラックベリー7端末を販売し、プレイブックを更新し、2012年後半に予定されている同社の新しいブラックベリー10製品ラインの発売に向けて「戦力を結集する」ことが最優先事項であると述べたと報じている。
「私たちは競争の激しい世界に生きていますが、自分たちの力を信じています」とハインズ氏は語った。「私は戦うためにここにいるのです。」