欧州のファーウェイに対する姿勢軟化

欧州のファーウェイに対する姿勢軟化

(画像提供:https://www.flickr.com/photos/janitors/16103977343)

ロンドン – 欧州諸国は、ファーウェイに5Gインターネットインフラの主要部分の構築を許可する準備を進めている可能性がある。ドイツと英国は、近いうちにファーウェイに対する姿勢を軟化させる可能性がある。

(画像クレジット: Kārlis Dambrāns)

ドイツの政治家が提案を議論

アンゲラ・メルケル独首相率いる保守派議員連合は、火曜日の夜、ドイツの高速インターネットインフラに関する提案を議論する。提案には、厳格なスパイ禁止の誓約が含まれている。米国は、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドに対し、5Gネットワ​​ークにおけるファーウェイ機器の使用禁止に加わるよう要請していた。

仮に承認されたとしても、閣僚や政府関係者からのさらなる反対に直面する可能性がある。 ファーウェイと中国政府とのつながりに対する懸念にもかかわらず、ドイツ当局はファーウェイによる不正行為を摘発できなかったとみられる(ウォール・ストリート・ジャーナル経由)

英国はリスクは管理可能だと信じている

英国では、サイバーセキュリティ責任者らが、ファーウェイがもたらすリスクは管理可能との結論に達している。国内の主要モバイルネットワークがファーウェイと提携して5Gインフラを提供できるかどうかを判定する政府による審査は、3月か4月に予定されている。同社のセキュリティ責任者であるジョン・サフォーク氏は月曜日、BBCの取材に対し、「私たちはおそらく世界で最もオープンで透明性の高い組織です。同時に、最も厳しく追及されている組織でもあるでしょう」と語った。

米国は「我々を潰せない」

また月曜日、ファーウェイは、任正非氏が娘であり同社CFOである孟晩舟氏の逮捕後初めて国際インタビューに応じたことを明らかにした。任氏はBBCに対し、「米国が我々を打ち負かすことは不可能だ。我々の方が先進的だから、世界が我々を見捨てることはできない。たとえ米国が他の国々に我々を一時的に利用しないよう説得したとしても、我々はいつでも規模を少し縮小できる」と語った。

米国は現在、孟氏に対し、マネーロンダリング、銀行詐欺、企業秘密窃盗など複数の罪で訴追を進めている。ファーウェイは不正行為の容疑を全て否定している。

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