
Apple Watchでバナナの心拍数を記録する
Weiboで、Xiaomiのフィットネスバンドを使ってトイレットペーパーの芯から心拍数を測れるというアイデアが話題になっています。ネタバレ注意:本当に測れますし、製品の欠陥ではありません。実際、Apple Watchや、他の手首型心拍センサーを使えば、バナナの心拍数も測れます。その理由については、続きをお読みください。
中国のSNS「微博(ウェイボー)」では、トイレットペーパーに心拍信号が表示されているという報告が相次ぎ、Mi Bandで心拍信号を確認している人々の写真も投稿されました。また、Mi Bandで他のアイテムの心拍信号を確認している写真も投稿されました。
念のため言っておきますが、トイレットペーパーやバナナには実際には心臓が鼓動していないので、どちらを使うにしても哲学的な意味合いを心配する必要はありません。
Apple Watch、XiaomiのMi Band、その他のフィットネストラッカーは、緑色の光を使って心拍数を感知します。この技術は光電式容積脈波記録法(Photoplethysmography)と呼ばれ、光の吸収を測定します。

センサーに反射する光の量は、血流と心拍数と相関関係にあります。パルスオキシメーターもこの技術を用いて血液中の酸素量を測定しています。
これがトイレットペーパーとバナナの心拍数とどう関係するのでしょうか?どちらも光を反射しますが、フィットネストラッカーのセンサーは心臓を持つ生物と持たない生物、あるいは無生物を区別するようにプログラムされていません。だからといって心拍センサーがダメなわけではありません。正しい設定、例えば手首で使用すれば、期待通りに機能するということです。
はい、Apple Watchにバナナをつけてテストして、心拍数を測ってみました。計測範囲は33bpmから49bpmまででした。心拍数低下のアラートも出たので、お医者さんに説明するのが楽しみです。