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Appleは中国のサプライチェーンから脱却するため、iPhone 13をインドで生産している。
Appleは、iPhone 13の生産をインドで開始することを正式に発表しました。この生産拠点の移転は、クパティーノに本社を置く同社が中国のサプライチェーンへの依存から脱却しようとする試みです。
アップル、製造拠点をインドに移転
iPhone 13は現在、Appleの台湾の契約製造業者であるFoxconnを通じてインドの現地工場で製造されています。情報筋によると、iPhoneは南タミル・ナードゥ州スリペルンブドゥールから出荷される予定です。
インドは現在、世界第2位のスマートフォン生産国です。Appleがサプライチェーンの多くを中国から移転したことから、iPadの生産もインドで開始される可能性が非常に高いでしょう。
多くのアメリカ企業が中国からの生産拠点移転を試みているため、他の国の重要性が高まり始めています。インドに加え、メキシコやベトナムといった国も、委託製造業者にとってますます注目を集めています。
ゲームを変える
インドは貿易紛争の回避に加え、企業に現地生産を促すための様々な戦略も展開している。最近の規制では、企業は部品の最大30%を現地調達することが義務付けられている。さらに、輸入関税の上昇もAppleの決定に影響を与えている。
インドへの移転は、インド国内で労働争議が続く中で行われました。2020年後半、ナラサプラ工業団地にあるウィストロンのiPhone工場で暴動が発生しました。労働者は未払い賃金、長時間労働、劣悪な労働環境を訴えました。暴動後、ウィストロンはAppleから、請負業者が問題に対処するまでの間、保護観察処分を受けました。
インドへの移転は、COVID-19への懸念から生産を容易にする可能性もあります。中国ではロックダウンが続いていますが、インドでは同様の措置は取られていないようです。これは長期的にはスマートフォン生産にとってプラスとなる可能性があります。現在、中国では昆山市が4月12日までロックダウンを実施しており、このロックダウンはAppleのサプライチェーンに問題を引き起こしています。
これにより、iPhone 13はインドの生産ラインに投入される4番目のモデルとなります。Appleは2017年にiPhone SEを皮切りにインドでの製造を開始しており、これに続くものです。