サムスン、アップルのMacBookとiPadへのバッテリー供給を停止

サムスン、アップルのMacBookとiPadへのバッテリー供給を停止

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サムスンが部品供給を停止したとの報道を受け、AppleはノートパソコンとiPadのバッテリー供給をAmperex Technology Limitedと天津力神電池に委託した模様だ。もしこれが事実であれば、特許侵害をめぐる両社間の緊張関係が続いていることを浮き彫りにすることになる。

サムスンからアップルへ:もうバッテリーは不要サムスンからアップルへ:もうバッテリーは不要

部品供給の変更に関するニュースは、 China Business Newsから伝えられたが、その主張を裏付ける証拠はまだ十分ではない。

この最新の主張は、サムスンがディスプレイ部品の販売を停止し、Appleのカスタムチップの製造コストを引き上げているという報道を受けてのものだ。サムスンはどちらの報道も否定している。しかし、Appleは将来のカスタムプロセッサ設計においてサムスンとの協業を中止し、この電子機器大手を単なる製造パートナーとして利用している。

「サムスンとアップルの契約はA6プロセッサの製造に限定されている」とサムスンの幹部は10月に述べた。「アップルがすべての設計を行い、私たちはファウンドリーベースでチップを製造しているだけだ」

アップルとサムスンは、互いのモバイル機器特許を適切なライセンスなしに使用しているとして、世界中の法廷で争ってきた。8月、米国連邦裁判所がサムスンが多数の特許を侵害していると判断し、アップルに10億ドルを超える損害賠償を命じたことで、アップルは大きな勝利を収めた。

Appleはまた、プロセッサ製造を引き継ぐために台湾セミコンダクタ・マニュファクチャリング・カンパニーを準備していると報じられている。

Appleが必要とするバッテリーの量と、Samsungが部品供給で得る収益を考えると、Appleが契約を簡単に破棄するとは考えにくい。しかし、 China Business Newsの報道は、特許侵害訴訟を進める中で両社が直面する継続的な衝突を浮き彫りにしている。

[一部の画像はShutterstockより提供]

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