英国政府、新型コロナウイルス接触追跡アプリをめぐりアップルと新たな対立へ

英国政府、新型コロナウイルス接触追跡アプリをめぐりアップルと新たな対立へ

英国政府は、新型コロナウイルス接触追跡アプリをめぐり、Appleとの新たな対立に直面する見通しだ。英国保健サービスのデジタル変革部門であるNHSXは、QRコードを使ったチェックイン機能をこのアプリに搭載することを望んでいるとみられている。しかし、他の政府が同様の機能を試みた際に、Appleはこの機能を拒否したと報じられている(Sky News経由)。

英国保健大臣マット・ハンコック

アップルと英国、新型コロナウイルス接触追跡アプリをめぐり再び衝突へ

7月、英国政府は当初試みていた独自の開発ではなく、AppleとGoogleが構築したフレームワークを活用する方針を転換すると発表した。当時、マット・ハンコック保健相は、Bluetoothを使った近接測定アプリを制限するAppleのプライバシーポリシーが失敗の原因だと非難した。政府は現在、このソフトウェアに「Fitbit風」の感染リスクを知らせるアラート機能や、QRコードによるパワーチェックイン機能を搭載することを求めている。長らく遅延してきた英国のアプリは、今後、新たな難題に直面し、議会とAppleの対立が再び勃発する可能性がある。

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