Appleは、中西部のいくつかの地域でAppleマップの自転車ルート案内をひっそりと展開しました。特に、レジャー、健康、交通手段として自転車を利用する人が増えている今、この自転車ルート案内は役立つでしょう。

Appleマップユーザーのジャスティン・オバーン氏は、4月15日時点で、シカゴ、デトロイト、インディアナポリス、クリーブランド、コロンバス、シンシナティ、チャールストンといった中西部の都市で自転車ルート案内が利用可能になったとブログに投稿しました。このAppleマップのアップデートにより、オハイオ州とウェストバージニア州全域、そしてイリノイ州、インディアナ州、ミシガン州、バージニア州の一部も対象となりました。

Appleマップのサイクリングルートはサイクリストにとって役立つ情報を提供する

自転車ルート案内はiOS 14で初めて導入されました。自転車に乗る際に役立つ情報を提供します。また、指定された自転車レーン、小道、坂道、階段、自転車ルート上の障害物も表示されます。自転車ルート案内を利用することで、自転車に乗る前にルートを計画することができます。

さらに、Appleマップのサイクリングルート案内は、iPhoneを自転車のハンドルバーに取り付けるとさらに便利になります。iPhoneの画面でルート案内を簡単に確認できます。SiriやApple Watchとも連携するので、さらに便利です。

自転車ルート案内が中西部の都市に拡大

オバーン氏によると、Appleマップの自転車ルート案内の対象範囲拡大は、Appleが2022年4月に米国北西部で実施した展開の延長線上にあるとのことだ。また、Appleマップの自転車ルート案内の拡大は、おそらくテキサス州とメキシコ湾岸地域にまで拡大されるだろうと示唆した。

Appleは、中西部の都市における自転車ルート案内の展開について、まだ公式発表を行っていません。また、自転車ルート案内が利用可能なエリアのリストも更新されていません。それでも、クパティーノに本社を置くAppleは、Appleマップサービスの改善に意欲的であるように見受けられます。3月には、Appleマップにカナダで高度なナビゲーション機能と3Dランドマークが導入されました。

一方、バルセロナ、ロンドン、中国本土では自転車ルート案内が正式に利用可能になりました。この機能が近いうちにさらに多くの国で利用可能になることを期待しています。通勤に自転車を利用する人や健康的なライフスタイルを維持している人にとって、間違いなく大きな助けとなるでしょう。