AppleはiOSの設定でデフォルトの検索エンジンを変更できます。しかし、Spotlight検索ではGoogleが依然としてデフォルトの検索エンジンです。
スポットライト検索
Apple では検索エンジンを、特にプライバシーに配慮した DuckDuckGo のような検索エンジンに切り替える選択肢を提供しているにもかかわらず、Spotlight 経由で検索すると、依然としてデフォルトで Google が選択されます。
確かに、Spotlightで下にスワイプして検索する代わりに、Safariを開いてDuckDuckGoで検索するのは難しくありません。しかし、iOSを使う上では予想外の(そして予想すべきでもない)余分な手順です。結局のところ、Appleは自社製品に関してはプライバシーを謳っています。

しかし、プライバシーには代償が伴います。Appleは今年、プライバシーの損失によって約120億ドルの損害を被りました。これは Fortune誌の推計です。 また、Googleは昨年Appleに90億ドルを支払ったと報じられており、この額は増加傾向にあります。時価総額が1兆ドルに達するAppleにとって、これほどの資金は明らかに必要ありません。では、なぜGoogleをデフォルトにしているのでしょうか?
今では、「グーグルで検索する」ことは、インターネット検索と同義語になっています。「Google」はもはや一般的な商標であるという主張も成り立ちますが、Appleは依然として独自の起源を主張できるでしょう。しかし、それではAppleの選択を説明できません。
プライバシーに関しては、Appleへの幻滅感が増しています。最近、Appleのサービスが、位置情報をオフにしているにもかかわらず、位置情報を収集しているようだと報告しました。データが匿名で暗号化されているかどうかは、私にとっては問題ではありません。重要なのは、Appleが位置情報収集についてユーザーに何も知らせず、「想定された動作」であるかのように装っていることです。また、Appleはサードパーティ製アプリには位置情報の収集を強制しているにもかかわらず、iOS 13ではAppleアプリがバックグラウンドで位置情報を使用している際に警告が表示されません。
プライバシーには、Apple自身のプライバシーも含まれるべきです。FacebookやGoogleを非難する時だけではありません。iMessageやiCloudの一部の機能といった暗号化に関しては、確かにプライバシーは多少なりとも存在します。しかし、今回の問題、そしてAppleがSiriの音声リクエストを利用したことをユーザーに通知していなかったことなど、他の問題を考えると、二重基準が存在するのではないかと懸念しています。
さらに読む:
[ Readdle のカレンダーで Outlook アカウントを追加できるようになりました]
[ BMW、Apple CarPlay の料金を廃止]