開発者は、WWDC19 で発表された新しい Apple Pencil の遅延アップグレードを利用できるようになります ( Macrumors経由)。
レイテンシーの改善
WWDC19でクレイグ・フェデリギ氏は、iPadOSではApple Pencilの遅延を20ミリ秒から9ミリ秒に短縮できたと発表しました。

開発者は、フェデリギ氏からのメールに記載されているように、「最新かつ最高の」改善を受け取ることができるようになります。
低レイテンシは、Metalレンダリングの最適化、タッチ予測、フレーム間のイベント処理といった複数の技術を組み合わせることで実現しています。サードパーティの開発者は、以下で紹介したWWDCセッションで紹介されたMetalレンダリングとタッチ予測のベストプラクティスを活用することで、同様の低レイテンシの描画体験を実現できます。
これらを使えば、PencilKit 描画で見られたほぼすべての改善を、独自のレンダラーで実現できます。(ただし、まだ小さなギャップが残っています。改善のうち 4 ミリ秒は、ミッドフレーム イベント処理と呼ばれる手法によるものです。将来的にはこの機能をサードパーティ製エンジンに公開する方法を検討していますが、今年はフレームワーク内での緊密な統合によってのみ安全に実現可能でした)。
彼はまた、PencilKit、予測タッチの採用、Metal パフォーマンスの最適化などの WWDC19 セッションについても言及しています。
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