アップル、小売店従業員に在宅勤務を推奨、オフィス完全復帰は今年中は難しそう

アップル、小売店従業員に在宅勤務を推奨、オフィス完全復帰は今年中は難しそう

アップルは、米国全土の90店舗以上がCOVID-19の感染急増により再閉鎖を余儀なくされたことを受け、顧客サポートのため、小売店の従業員に在宅勤務を推奨しています。また、従業員にCOVID-19検査キットを郵送しています。一部のオフィス従業員はすでに復帰していますが、同社は今年中の米国オフィスへの完全復帰については悲観的な見通しを示しています(ブルームバーグニュースより)

Apple Storeで働くスタッフ

週末にスタッフに送られたビデオの中で、小売・人事担当上級副社長のディアドラ・オブライエン氏は次のように述べた。

店舗が閉店している場合は、「Retail at Home」にご登録の上、マネージャーにご相談ください。この状況下では、リモートワークでお客様をお迎えできるよう、チーム体制の強化が急務となっています。一定期間、リモートワークが必要となる場合がございます。

「これは、私たちがお客様に提供したい体験ではありません」とオブライエン氏は付け加えた。「ですから、私たちはお客様がいる場所へ出向き、この非常に困難な時期にお客様をサポ​​ートしたいと考えています。ご存じの通り、特に今は、人々はデバイスに大きく依存しています。」

さらに、Appleは先月送付したメモの中で、2020年中のオフィス完全復帰の可能性を低く見積もった。経営陣は「現在、南北アメリカ大陸のオフィスへの完全復帰は見込んでいない」と述べている。しかし、同社は「今後数ヶ月のうちに、欧州とアジア太平洋地域の多くのオフィスにおいて、現地の状況を踏まえ、完全再開を見込んでいる」と述べている。また、従業員は検査センターに送付できるCOVID-19検査キットを同社から郵送で受け取っている模様だ。

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