[ 9月20日午前1時35分(東部夏時間)更新] 富士通はTMOに対し、この問題に関する新たな情報を報告しました。同社はブログ投稿で、ScanSnapユーザーはmacOS Sierraにアップグレードすべきではないという立場を繰り返しました。富士通によると、この問題は「macOSに組み込まれているPDFエンジンに関連している」とのことです。現時点では回避策はありませんが、同社はTMOに対し、この問題は「最優先事項」であると述べています。(編集者)
富士通は、macOS SierraにおけるScanSnapの互換性について重大な警告を発しました。ScanSnapを使ってPDFを作成している場合は、Sierraにアップグレードしないでください。本稿執筆時点では、ScanSnapで作成した富士通製PDFをSierraで開くと空白になる可能性がありました。
Appleは9月20日火曜日にmacOS Sierraをリリースします[訂正]。

富士通は、「ScanSnapとmacOS Sierraの互換性」というタイトルのサポートドキュメントを発行しました。
その文書の全文は次のとおりです(強調追加)。
macOS Sierraとの互換性に関する問題が確認されました。ScanSnapアプリケーションをmacOS Sierraで使用しないでください。また、OSをmacOS Sierraにアップグレードする前に、ScanSnapアプリケーションで作成したPDFファイルを必ずバックアップしてください。
これらの問題に対する解決策は、できるだけ早く提供させていただきます。
- 対象機種
ScanSnap Evernote Editionを含むすべてのScanSnapスキャナ
調査で発見された問題点
- ScanSnapアプリケーションで生成されたPDFファイルをmacOS Sierraで編集または検索可能なPDFファイルに変換すると、一部のページが白紙になる場合があります。また、白黒ページはOS上でカラーページとして保存されるため、ファイルサイズが大きくなります。
- macOS Sierra 上の ScanSnap アプリケーションで作成された PDF ファイルの一部ページが白紙として保存される場合があります。また、白黒ページは OS 上でカラーページとして保存されるため、ファイルサイズが本来よりも大きくなります。
- macOS Sierra のクイックメニューからアプリケーションに画像をエクスポートすると、アプリケーションのプレビュー画面に画像が空白ページとして表示される場合があります。
- macOS Sierra で ScanSnap Organizer のページの結合を実行すると、一部のページが削除される場合があります。
- macOS Sierra で両面スキャンを実行すると、スキャンしたカードの裏面のデータは CardMinder にインポートされません。
これらは深刻な問題です。ScanSnapをお使いの方、特にScanSnapに依存している方は、富士通がこの問題を解決するまで待つことをお勧めします。