Chrome for Mac、macOS 14以降でよりスムーズなリフレッシュレートを提供開始

Macでウェブページをスクロールしているときに、特に最新のMacBook ProのProMotionディスプレイをお使いの場合、わずかな遅延を感じたことはありませんか？Google Chrome for Macはこの問題の解決に取り組んでおり、よりスムーズなブラウジング体験を提供できるよう準備を進めているようです。

The Mac Observerが独自にアクセスした Chromium Gerrit CL（変更リスト）によると、Chrome は macOS Sonoma 以降からCADisplayLink を導入する予定とのことです。これまで、Mac 版 Chrome はリフレッシュレートの制御に CVDisplayLink を使用していましたが、これは機能的には優れていたものの、より洗練された CADisplayLink に比べてフレームレートの制御が劣っていました。

簡単に言うと、CADisplayLink は Mac のディスプレイを Chrome でより快適に操作できるようにします。ディスプレイの性能に応じて Chrome のフレームレートを調整するため、対応ディスプレイでは動画は 24Hz で滑らかに表示され、高速コンテンツは 120Hz で非常に鮮明に表示されます。

その結果、いくつかの大きな利点が生まれます。Web ページはこれまで以上にスムーズにスクロールし、特にフレーム レートが画面のリフレッシュ レートと一致している場合は、ビデオもよりスムーズに再生されます。また、Chrome はユーザーが見ているものに基づいて実行速度を調整することで、バッテリーの節約にも役立ちます。

この機能はまだ開発中で、現在はデフォルトで無効になっていますが、GoogleはmacOS 14 Sonoma以降のバージョンに対応する今後のChromeアップデートに統合する準備を進めています。具体的なリリース日はまだ発表されていませんが、近いうちにユーザーにご利用いただける予定です。古いmacOSバージョンをご利用の場合は、CADisplayLinkを直接ご利用いただけない場合があります。

さらに、Chrome は最近、特に Mac で好調を維持しており、Mac のフルスクリーン モードを改良してネイティブの Safari のようなエクスペリエンスを提供する計画もあります。