フォックスコン工場の労働者たち。

iPhone最大手のフォックスコンは、ベトナムに工場を開設する可能性を検討している。地元メディアによると、この動きは米中貿易戦争の影響を軽減することを目的としているという。

米中貿易戦争の回避

月曜日、ベトナム投資レビューはロイター通信経由で、フォックスコンがベトナムに工場を開設することを検討していると報じた。

「フォックスコングループとハノイ人民委員会は、米中貿易戦争の影響を打ち消すためにベトナムにiPhone製造工場を開設するために協力している。」

また、ベトナム商工会議所のヴー・ティエン・ロック会頭が、この問題をベトナムのグエン・スアン・フック首相に提起したとも報じられている。協議は11月22日に行われた。ロック会頭は、同会頭が「フォックスコンとこの可能性について協議している」と認めた。

フォックスコン自身はいかなる事実も認めず、「既存または潜在的顧客、あるいは自社製品に関するいかなる事項についてもコメントしない」とだけ述べた。フォックスコン幹部は以前、ロイター通信に対し、ベトナムかタイを工場の候補地として検討していると語っていた。

関税なし…今のところ

米中間の貿易交渉は継続中だ。土曜日、ドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席は、今後90日間、関税を導入しないことで合意した。