
数百人の科学者からなる国際チームが、LSST(大型シノプティック・サーベイ望遠鏡)の建設を完了させようとしています。この望遠鏡は、地球との衝突軌道上にある小惑星を探査します。最先端の技術をもってしても、小惑星そのものの検出は困難であり、ましてや地球に向かって高速で接近する小惑星はなおさらです。その理由は、小惑星が暗く、可視光を発さないため、宇宙の暗闇の中では検出が難しいからです。
LSSTは、米国立科学財団(NSF)からの多額の資金提供を受け、10年間のミッション期間中、同じ空の領域を1時間間隔で観測し、位置が変化した天体を探すことで、PHA(太陽系外惑星)の探査を行います。1時間で移動する天体は、太陽系内に存在するほど近い距離にある必要があります。
チェックしてみてください:新しいLSST望遠鏡が衝突コースにある小惑星を探します