AppleはiPhoneの将来に大きな計画を持っている可能性があり、それは折りたたみ式だけに限りません。私たちが目撃した最後の大規模な改良は、2017年のiPhone Xでした。この時、Appleはノッチデザインを導入し、それは瞬く間に業界標準となりました。しかし、それも長くは続きませんでした。AppleはiPhone 14 Proシリーズでダイナミックアイランドを試し、現在ではiPhone 15などのベースモデルにも採用されています。
それでも、画面上部にセンサーを収納するためのスペースが実質的に確保されているため、ノッチがなくなるわけではありません。しかし、将来の開発の可能性については朗報があります。Appleが3月7日に出願した特許は、将来的にノッチのないiPhoneが登場する可能性を示唆しています。
現在、フロントカメラのレンズはTrueDepthシステム内に収められており、iPhone上部のノッチ部分に隠れています。特許によると、Appleはフラッド照明とスポット照明を単一のコンパクトな投影モジュールに統合し、将来的にはノッチのないiPhoneへの道を切り開きたいと考えています。
ノッチレスiPhoneの道のりは決して平坦ではない
Appleが特許出願で公開した、これを実現する計画の詳細を詳しく見てみると、2つの光を1つの小さな空間に融合させる可能性があるようです。ちなみに、センサー内の投光器は光を拡散させて全体を均一に照らします。一方、もう1つのスポット照明は、小さな光の点を作ることに集中します。

この特許は「光電子装置」について言及しており、これは光照射面を備えたベースと2組の発光装置を備えています。フラッド発光装置は光を広範囲に拡散させ、スポット発光装置は光を集中的に照射します。そして、この表面がこれらの光線を変換し、必要に応じて、広く均一な光、あるいは集中したスポットを作り出します。
Appleがこれを実現できれば、iPhoneの外観は大きく変わり、将来的には折りたたみ式のiPhoneが登場するかもしれません。画面上部のノッチがなくなることで、画面自体のスペースが広くなるかもしれません。つまり、iPhoneは端まで画面が広がる可能性があるということです。
AppleがノッチレスiPhoneをいつリリースするかは不明です。Ice UniverseやアナリストのMing-Chi Kuoといった情報源からの過去の報道でも、同様の展開が示唆されています。さらに、これらの報道では、AppleがこのプロジェクトでSamsungやLGといったディスプレイ製造大手と提携する可能性があると示唆されています。
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