AT&Tによるタイム・ワーナーの買収が控訴裁判所で承認、アップルにとって新たな主要ストリーミングライバルの出現が確定

AT&Tによるタイム・ワーナーの買収が控訴裁判所で承認、アップルにとって新たな主要ストリーミングライバルの出現が確定

AT&Tによるタイム・ワーナーの買収は、火曜日に連邦控訴裁判所によって承認された(AP通信経由)。この判決により、史上最大級のメディア合併の一つとなる810億ドル規模の買収が承認され、Appleがストリーミング市場への進出を目指す中で、AT&Tのストリーミング事業は後押しされることになる。

AT&T DirecTV Nowが11月30日に開始

政府の控訴は棄却された

ワシントンの連邦控訴裁判所は、AT&Tによるタイム・ワーナーの買収を承認した。この買収はトランプ政権から反対されていた。判事らは、買収によって競争が減退し、消費者の選択肢が減り、価格が上昇するという主張を退けた前回の判決を支持した。判事らは、政府が「立証責任を果たさなかった」と述べた。

Appleにとってもう一つの大きなストリーミングライバル

AT&Tは、デジタルストリーミング市場への参入を目指す大手メディア企業の一つです。CNN、HBO、ワーナー・ブラザースの映画スタジオ、そして『ゲーム・オブ・スローンズ』などを所有するタイム・ワーナーの買収は、まさにその狙いを前面に押し出したものでした。AT&Tは、HuluやNetflixといった企業だけでなく、オリジナルコンテンツに進出しているAppleとも競合したいと考えています。Appleは3月25日に開催されるイベントで、ストリーミングサービスの詳細を発表すると予想されています。

AT&Tは、Apple TVで利用可能なストリーミングサービス「DirecTV Now」を提供していました。また、2018年春にタイム・ワーナーとの買収が完了した直後には、「WatchTV」というより安価なサービスも開始しました。さらに、「WarnerMedia」というストリーミングサービスも2019年後半に開始される予定です。

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