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新しい60GBデュアルプラッタードライブ(下の写真参照)は、現行のドライブよりも容量が大きいものの、物理的サイズはAppleの最上位モデルである第4世代iPodに搭載されている40GBドライブと変わりません。重さは2.187オンス(約64g)、幅は2.12インチ(約54.4cm)、奥行きは3.09インチ(約7.6cm)、高さは0.315インチ(約8.8cm)です。

同社によると、この画期的な進歩は、ドライブ表面の密度を高めた新技術によるものだという。プラッター1平方インチあたり61.2ギガビットの記憶容量に対し、新型ドライブは93.5ギガビットの記憶容量を実現した。「つまり、新型ドライブのディスクプラッター1枚あたり30GBのデータを格納できる。現行の最大容量ドライブは20GBだ」と同社は声明で述べている。
プラッター密度を高めるためにフィルムを薄くしたことに加え、60GBドライブには、ドライブの読み取り/書き込みヘッドをディスク表面から適切な距離に保つための小型スライダーも搭載されています。新しいFemtoスライダーは、現在のPicoスライダーよりも35%小型・軽量です。これにより、読み取り/書き込みヘッドが各プラッター上でより遠くまで届くようになり、より多くの表面をデータ保存に利用できるようになります。
ディスクの回転速度制御の改善により、消費電力も約20%削減されました。Appleのようなポータブル音楽プレーヤーメーカーが将来の製品に60GBドライブを採用した場合、これはバッテリー寿命の全体的な向上につながる可能性があります。現在、Appleの第4世代iPodは、1回の充電で平均12時間のバッテリー駆動時間を実現しています。
東芝は製品価格を公表せず、今年の第4四半期に出荷を開始するとのみ発表した。
この新型ドライブとその存在は、東芝のハードディスクドライブ部門のマネージャーがIDG News Serviceに対し、Appleがこのドライブを発注したと伝えた6月に明らかになった。Appleはこの報道を断固として否定している。Appleのハードウェア製品マーケティング担当副社長、グレッグ・ジョズウィアック氏は7月19日、TMOの取材に対し、60GBモデルを発売する予定はないと述べ、「iPodの60GBモデルを近いうちに発表する予定はありません」と付け加えた。