
アップルはiTunes LPを終了するかもしれないが、楽曲とアルバムの売上は依然として健在だ
リークされたメモによると、AppleはiTunes LPを段階的に廃止する予定で、「Appleは今後iTunesで楽曲のダウンロード販売を行わない」と解釈されている。iTunes LPの廃止が報じられているからといって、Appleが音楽ダウンロード販売を終了したわけではない。むしろ、ここでの大きなニュースは、iTunes LPがまだ存在していたという事実だ。

Metro.co.ukは、Appleが音楽業界の幹部に送ったメモを確認したと報じている。メモには、2018年4月以降、iTunes LPの新製品は受け付けなくなり、既存の製品は年末までに段階的に廃止されると記されている。
iTunes LPは、デジタル音楽購入において、実際のLPレコードのような体験を実現する手段として2009年に導入されました。iTunes LPでは、楽曲のライナーノーツ、アートワーク、ビデオなど、様々なコンテンツが付属していました。しかし、どうやら売上が振るわなかったため、Appleは段階的に廃止していくようです。
iTunes LPアルバムをお持ちの音楽ファンの皆さんも、この状況から取り残されることはありません。既にご購入いただいたiTunes LPアルバムは、引き続きダウンロード可能です。
iTunes LPと音楽購入の終焉
iTunes LPの終焉を予告するメモは、Appleがデジタル楽曲・アルバム販売を終了する準備を整えている証拠として取り上げられている。Metro.co.ukによると、噂によると、Appleはまさにその通りのことをし、すべてのユーザーをApple Musicのサブスクリプションに誘導するとのこと。
Apple Musicは、Appleのストリーミング音楽サブスクリプションサービスです。月額9.99ドルで、4,500万曲に無制限にアクセスでき、パソコン、iPhone、iPad、iPod touch、HomePodでストリーミング再生できます。Spotifyと同様に、Apple Musicの魅力は、曲やアルバムを個別に購入するよりも、はるかに幅広い楽曲を楽しめることです。
ストリーミング音楽サービスは人気を集めていますが、従来の音楽販売やデジタル音楽販売を根絶したわけではありません。Apple、Amazon、Google、そしてレコードレーベルは、まだこの市場から撤退するつもりはありません。
実際には、iTunes LPコンテンツの売れ行きは芳しくなく、スタジオ側もそこから大きな利益を上げておらず、Appleはそれらを支えるインフラへの投資を諦めているということです。iTunes LPがなくなるのであって、iTunesの音楽販売がなくなるのではありません。