サムスン、iPadとMacBook向けOLEDディスプレイの新生産ラインを開設

サムスン、iPadとMacBook向けOLEDディスプレイの新生産ラインを開設
SamsungiPadOLEDディスプレイ

「TheElec」の報道によると、サムスンはiPadとMacBook向けにOLEDディスプレイの供給を検討しているという。

Samsung DisplayがOLED iPadモデルと一部のMacBook向けに全く新しい生産ラインを開設する準備を進めているとの報道が出ています。このニュースはTheElecから届いたもので、TheElecによると、この新ラインはApple専用の「タブレットとPC」を取り扱うとのことです。

サムスンがiPadとMacにOLEDパネルを搭載

報道によると、生産は来年開始される予定とのことです。新たな製造ラインは、現在は廃止されているL8-1-2ラインに設置されます。このラインは昨年まで液晶ディスプレイの製造に使用されていました。つまり、サムスンはこの新設備により、月産15,000枚の基板を製造できるようになるということです。

また、第8.5世代(2200×2500mm)の基板は、スマートフォンで広く使用されている第6世代(1500×1850mm)よりも大きいことも注目に値します。これは、サムスンが大型のOLEDパネルの開発に注力していることを示唆しています。

TheElecの新たなレポートは、AppleがiPadとMacBookにOLEDパネルを搭載することを示唆する多くの報道の一つです。この新しい生産ラインでは、Samsungの第8.5世代OLEDパネルが製造されると報じられており、同サイトによると、このパネルは2024年に発売される新型iPad Proに初めて搭載される予定です。

さらに、クパチーノは過去1年間、iPadとMacBookのラインをミニLEDに移行してきました。OLEDはその次のステップです。ミニLEDディスプレイとは異なり、OLEDパネルはバックライトを必要としない自発光ピクセルを使用しています。

これによりコントラスト比が向上し、将来のiPadやMacBookのバッテリー駆動時間も延びる可能性があります。現在、Appleは最新のiPhoneとすべてのApple WatchモデルにOLEDディスプレイを採用しています。

興味深いことに、LGはiPad向けOLEDディスプレイの独占サプライヤーを目指していました。現在、11インチiPad ProのディスプレイはSamsungが供給しているため、このニュースは両社にとって興味深い展開となります。

一方、AppleがミニLEDディスプレイの採用をさらに拡大する計画を立てているという噂もあります。これには、実質的にStudio Display Proに相当する27インチの新モニターも含まれます。

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