Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)の最新レポート[PDF]によると、米国におけるiPhoneのインストールベースが減速していることが明らかになりました。これは、2019年1月から3月にかけてiPhone、iPad、またはMacを購入した米国のApple顧客(n=500)を対象とした調査に基づいています。
3900万個販売
2019年3月期の四半期において、Appleは世界で推定3,900万台のiPhoneを販売しました。米国におけるiPhoneの設置台数は1億9,300万台で、2018年12月期末の1億8,900万台から減少しました。

CIRPのパートナー兼共同創設者であるジョシュ・ロルウィッツ氏は次のように述べています。
米国におけるiPhoneのインストールベースは依然として横ばい状態が続いています。直近の四半期、特に過去2~3年と比較すると、販売台数の鈍化と購入期間の長期化により、米国におけるiPhoneの台数増加は大幅に鈍化しています。もちろん、長年にわたり大幅な成長を遂げてきた中で、1年間で12%の成長率を達成できたことは、依然として好ましい状況です。
しかし、投資家は四半期成長率5%以上、年間成長率20%近くに慣れてしまっています。この継続的な成長傾向により、投資家は米国以外でのiPhone販売でこの損失を補えるのか疑問視しており、既存のiPhoneユーザー向けに他の製品やサービスを販売するというAppleの決意にさらなるプレッシャーをかけています。
AppleがiPhoneの販売台数の公表を停止してから2四半期が経ちました。同社は2019年第1四半期の決算発表で、世界中で14億台のアクティブデバイスを保有していることを明らかにしました。
さらに読む:
[アップル、3月四半期の売上高580億ドルを発表、5%減 – 過去最高のサービス売上高を強調し、配当を増額]
[ App Store 2019年第1四半期、ダウンロード数が2015年以来初めて減少]