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Christopher Weems による Jumbo Calculator は、App Store の無料アプリランキングで第 2 位を獲得しています。大きなボタンを備えた優れた電卓で、小切手帳の残高計算(昔ながらのやり方)などの簡単な計算から、カーペットの値段計算や買い物など、ちょっとした計算まで幅広くこなすことができます。大きなボタンのおかげで、使いやすく、楽しく使えます。

しかし、この電卓で気づいた問題点の一つは、平方根の計算でした。すべてのコンピューターは2進法で計算しますが、私たちの記数法は10進法なので、10進数を2進数に変換して計算を行う際に、必ず四捨五入の問題が発生します。
例えば、2の平方根を取ると、Jumbo Calculatorは1.414214と表示します。これを2乗すると、上の画面のような答えが得られます。これは小さな誤差ですが、重要な点ではありません。本物の電卓とコンピュータシミュレータの両方を製作してきた人々は、30年間この問題に取り組んできました。この問題を解決する方法があります。つまり、シミュレータでBCD演算に頼ることなく、再び2.0を表示するのです。
もう一つの潜在的な問題は、3 + = というシーケンスです。3 になるはずなのに、6 と表示されてしまいます。Texas Instruments BAII+ は、AOS モードでも Chn モードでも、正しい答えである 3 を出力します(3 + 0 は 3 です)。しかし、PCalc Lite など、私がテストした他の iPhone 電卓では 6 と表示されます。つまり、いくつか計算規則上の問題があるということです。
この話の教訓は、iPhoneやiPad用の電卓を作るには、ただSDKを使って演算APIを呼び出すだけでは十分ではないということです。電卓のシミュレーションを書くのは、落とし穴だらけの仕事です。
ソーラーパネルはエフェクト用で、機能的には使えません。また、ジャンボ電卓にはCEキーやバックスペースキーがなく、画面のカスタマイズ機能もありません。値段相応といったところです。
全体的に見て、Jumbo Calculatorは親しみやすく、とても使いやすい電卓で、子供やおばあちゃんにも最適です。平方根に関する前述の不満は些細な点ですが、他の開発者にとっては危険信号でもあります。
PCalc や PCalc Lite (無料) など、iPad 用のプロ仕様の計算機も存在することに注意してください。これらの計算機も大きなディスプレイを備えており、経験の浅い開発者が陥りやすいちょっとした見落としの心配がありません。
Jumbo Calculator 1.0.2 は無料で、iPhone OS 3.2 以降が必要です。