Vine さようなら、Twitter の Vine カメラへようこそ

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VineがTwitterのVineカメラに

TwitterがVineを閉鎖し、Vine Cameraに統合

Vineのいわば6秒間の栄光は過ぎ去りました。1月17日をもって、動画共有ソーシャルネットワークVineはサービス終了となり、Twitterでショート動画を投稿できるアプリに置き換えられました。

VineがTwitterのVineカメラに
TwitterがVineを閉鎖し、Vine Cameraに統合

Vineは約4年前、動画共有のためのソーシャルプラットフォームとして誕生しました。動画の長さは1本あたり6秒までに制限されていたため、投稿は簡潔で魅力的なものばかりでした。これがVineの瞬く間に成功した要因です。

Twitterは初期にVineを買収しましたが、独自のプラットフォームとして継続させました。Vineは一時、1日に15億回以上のループ(Twitterではこれらの短編動画を指す用語)を配信していました。

VineはやがてSnapchatとの競争に直面し始め、Instagramもショート動画のサポートを開始しました。Vineは独自の地位を築いていましたが、2016年10月にサービスを終了し、Vineカメラアプリに置き換えることを発表しました。

Vineは依然として人気を博していますが、サービス終了はそれほど驚くべきことではありません。ソーシャルネットワーク市場での競争は厳しく、TwitterはVineが自社ブランドの価値を低下させると考えたのでしょう。TwitterはVineを単独のサービスとして残すのではなく、自社のショートフォーマット・ソーシャルネットワーキング・プラットフォームの機能として位置づけています。

Vineのウェブサイトは引き続きオンラインなので、17日以前に投稿された動画はすべてオンラインのままです。これにより、数え切れないほどのミームが消え去るのを防いでいます。引き続き投稿したいVineファンは、1月17日中にリリース予定の無料アプリ「Vine Camera」をダウンロードする必要があります。動画はVineではなくTwitterに投稿され、VineとTwitterのアカウントを連携できます。

Vineがなくなるのは残念ですが、現状ではオールインワン型のソーシャルネットワークの方が魅力的です。そのため、Vineを自社ネットワークからTwitterの機能へと移行させることは、Twitterがユーザーを説得してVineを使い続けさせることができれば、大きな戦略的動きと言えるでしょう。

SnapchatとInstagramはソーシャル動画のシェアを巡って激しい競争を繰り広げており、Twitterもその流れに乗ろうとしています。Vineを犠牲にするのはTwitterの戦略であり、この賭けに勝ったかどうかは今後の展開を見守るしかありません。

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