ロンドン発 ― ロンドンのスマートカード乗車システム「オイスター」がハッカーの攻撃を受けた。決済システムにチャージするためのオンラインシステムは、木曜日に2日連続でオフラインとなった。
オイスターシステムがハッカー攻撃を受ける
ロンドン交通局は、ログイン認証情報を使い回した一部のユーザーが攻撃の被害に遭ったと述べた。ロンドン交通局の広報担当者はThe Register紙に次のように語った。
TfL以外のウェブサイトをご利用中にログイン情報が不正に取得され、少数のお客様のOysterオンラインアカウントが不正アクセスされたと見受けられます。お客様のお支払い情報は不正アクセスされていませんが、予防措置として、お客様のデータ保護のため、追加のセキュリティ対策を実施するまでの間、オンラインのコンタクトレス決済およびOysterアカウントを一時的に閉鎖しております。
同社は、影響を受けた利用者に連絡を取ると付け加えた。職員はオイスターカードシステムへのアクセスも遮断されたと報じられている。本稿執筆時点では、利用者は駅で引き続き決済を行うことができた。以前、TfLはオンラインアカウントにアクセスできないと苦情を申し立てた利用者に対し、「パフォーマンスの問題」があると説明していた。
