カレンダースパム。信じられないかもしれませんが、実際に存在します。カレンダーを使ったセールへの「招待状」が、中国語の情報源から送られてくることもあります。問題は、フィッシングサイトやマルウェアサイトに誘導するために使われる可能性があることです。
今週末、多くの人がスパムメールを受け取りました。OS X El Capitan、macOS Sierra、iOS、またはサードパーティ製のカレンダーアプリで通知がポップアップ表示されたのを目にしたことがあるかもしれません。MacまたはiOSデバイスでこれらの招待状の処理方法を変更したり、スパム送信者に通知せずに削除する方法もあります。以下でその両方について説明します。
カレンダースパム
カレンダースパムは、底辺層のスパマーによる迷惑メールの最新波です。彼らはセール情報をカレンダーの招待状として送信し、ユーザーに気づかせようとします。MacとiPhoneでは、メールアプリが招待状を読み取り、カレンダーに追加します。カレンダーの招待状の通知設定をしているユーザーは、通知アプリでも通知を受け取ります。
わーい。
感謝祭の週末に3通も届きました。スクリーンショットを撮らなかった通知に加えて、カレンダーでは招待状がこんな感じで表示されていました。

カレンダースパムの解除
アーロン・ダグラス氏が指摘しているように、カレンダースパムはAppleの機能によって機能します。メールアプリは受信したカレンダー招待を読み取り、カレンダーに表示し、招待メールを削除します。正当な招待であれば、これは素晴らしい機能ですが、スパムの場合は最悪です。
このような意味不明な通知が頻繁に届く場合は、iCloud/メールの受信招待の表示方法を変更してみてください。変更するには、iCloud.comにログインし、「カレンダー」>「設定」(画面左下の歯車アイコン、下図参照)を選択してください。

歯車アイコンをタップして「環境設定」を開きます。次に、下図のように「詳細設定」タブをタップします。

少し下にスクロールして、「イベントへの招待を次の形式で受信」の設定を探してください。上記の問題が発生している場合は、「アプリ内通知」に設定されています。これを「[あなたのアドレス]にメールを送信」に変更すると、スパムメールはメールアプリに残ります。
正規のカレンダーの招待状もそこに残ることに注意してください。
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