パソコンを使うときに首と頭を正しい位置に保つのは簡単ではありません。設計の悪いデスク、質の悪いオフィスチェア、さらには背骨の健康を軽視してきた過去の経験さえも、姿勢を悪くする要因となります。しかし、このmacOSアプリを使えば、ほぼ自然に良い姿勢を身につけられるかもしれません。その通りです!
AirPostureはAirPodsの頭の動きを検知します
AirPostureは、日本の開発者であり教授でもある小俣篤氏によって開発されました。Macを使用する際に頭と首をまっすぐに保つよう促すだけで機能します。
AirPostureの背後にある「魔法」はHeadTrackerです。このオープンソースアプリは、対応するAirPodsモデルの頭の位置を検出し、動きに基づいた様々な機能を実現します。
Apple自身がこのアプローチの先駆者です。2024年9月、同社は対応するAirPodsモデルをアップデートし、頭の動きによるSiriとの対話をサポートしました。例えば、着信にうなずくことで応答したり、頭を振ることで拒否したりできます。
悪い姿勢を改善するmacOSアプリ

AirPostureは同じ技術を使って、頭のピッチング(垂直を保っているか、前に傾いているか、後ろに傾いているか)を検知します。また、ロール/ティルト(傾き)やヨーイング(横揺れ)もチェックし、可能な限り正面を向いていることを確認します。
このデータは「姿勢スコア」として収集され、AirPodsを通じてアプリによって検出され、macOSに表示されます。頭の位置が悪い状態が長く続くほど、スコアは悪くなります。さらに、現在の姿勢をグラフで表示できるので、リアルタイムで姿勢を修正できます。
macOS での AirPosture: インストールと使用方法
現在、アプリのコンパイル版をダウンロードすることはできません。AirPostureのGitHubリポジトリをクローンして、自分でビルドする必要があります。開発者によると、まだアルファ版ですが、より洗練されたバージョンがまもなくリリースされる予定です。
AirPostureは無料のオープンソースアプリです。そのため、サブスクリプションや、一度限りの購入、有料のプレミアム機能など、心配する必要はありません。