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Appleは9月にウェブアプリ開発会社Particleを買収したようですが、今のところ両社ともこの買収を正式に認めていません。ParticleはHTML5の技術で知られており、Apple、Amazon、Google、Sony、Yahooといった企業が顧客に名を連ねています。
この取引に関する情報は、CNETが匿名の情報源から得た情報を通じて明らかになったもので、取引完了後も同社の従業員数名はAppleに残った。
ParticleのチームはHTML5とWebKitテクノロジーに精通しており、iAds、iTunes Extras、その他のプロジェクトでAppleと緊密に連携してきました。同社の「About」ページには、
「Particleがこのテクノロジーに注力しているのは、セットトップボックスからゲームコンソール、Chrome OS、Androidデバイス、携帯電話、あらゆる種類のメディアデバイスに至るまで、軽量で組み込み型のアプリケーションの新しい世界を支えるレンダリングエンジンとして、このテクノロジーが近い将来に活躍すると考えているからです。」と記載されています。
Particle チームをフルタイムのスタッフとして採用したことで、Apple ではその才能ある人材を社内で HTML5 ベースのプロジェクトに携わらせることができ、競合他社がその人材プールを利用するのを阻止できるようになりました。
Particleのウェブサイトには、「Particleは、Google、特にChromeチームとの積極的でエネルギッシュな関係に加え、Appleとの良好な関係とiAds、iTunes Extras、Apple.comにおける実行経験をもたらします」と記載されています。「私たちは、今後10年間の次世代広告の表示とメディアコンテンツの配信を担う多くの技術に参画し、試験運用を行ってきました。」
これが Particle への関心の鍵だとすると、Apple はメディアとアプリ内広告配信サービスにさらに注力しているようだ。
両社ともこの買収について語っていないものの、Particle社のスタッフから、ある種の確証が得られている。開発者のリン・コレット氏は、Twitterで祝福のメッセージを受けた際に、このニュースが流れたことに気づかなかったと述べている。また、エンジニアリング担当副社長のジェイソン・プロクター氏や共同創業者のエリックソン・デヘスス氏をはじめとするParticle社の従業員は、LinkedInでAppleを新しい雇用主として登録している。
Appleがこの取引にいくら支払ったかについては何も語られていない。