macOS Venturaには数々の新機能が搭載されていますが、定番アプリにも変更が加えられています。Appleは従来のシステム環境設定アプリをシステム設定に置き換え、iOSおよびiPadOSの設定アプリによく似たデザインに刷新しました。重要な情報とトラブルシューティングツールが1つ残っていますが、アクセス方法が変更されました。macOS VenturaでMacのシステムレポートを確認する方法をご紹介します。

システムレポートとは何でしょうか?

このツールをまだご存知ない方のために説明すると、システムレポートを使えばMacのハードウェアに関する詳細情報をすべて確認できます。Macのモデル名と識別子、CPUまたはチップのモデル、搭載メモリなど、様々な情報が表示されます。

ストレージ容量、Macに接続されているデバイス、そしてネットワークアダプタに関する情報など、これまで知りたかった以上の情報も確認できます。レポートには、オペレーティングシステム、アプリ、カーネル拡張機能など、コンピュータのソフトウェアに関する詳細情報も含まれています。

macOS Venturaでシステムレポートを表示する

この情報にアクセスする方法はいくつかあります。画面左上隅のAppleロゴをクリックし、「このMacについて」を選択すれば、いつでもこの情報を表示できます。Macの詳細情報のスナップショットが表示され、 「詳しい情報」をクリックするとさらに詳しい情報が表示されます。

以前のバージョンのmacOSでは、このボタンをクリックするとシステム情報が起動していましたが、現在は起動しません。代わりに、システム設定 > 一般 > 情報へのショートカットとして機能します。そこから下にスクロールして「システムレポート」をクリックすると、Macの詳細な情報がすべて表示されます。

もっと速い方法もある

幸いなことに、Appleは少なくとも今のところ、システム情報にアクセスできるキーボードショートカットを用意しています。左上隅のAppleロゴをクリックし、キーボードのOptionキーを押すだけです。

すると、「このMacについて」が「システム情報」に変わります。「システム情報」をクリックするだけで、探していた詳細情報がすべて表示されます。

最後に、Siriを使ってシステム情報を開くことができます。音声アシスタントを起動して、「システム情報を開く」と話しかけてください。

なお、これはmacOS Ventura 13.1ベータ版でテストしました。このオプションはまだ残っているので、今後もそのまま残ってくれることを願っています。macOS Venturaには、システム設定アプリから省エネルギーのスケジュール設定が削除されるなど、まだ混乱する奇妙な点がいくつかありましたが、Appleがこのままにしてくれることを願っています。