クパティーノ発 – アップルのCEOティム・クック氏は、同社が2021年にインドで初の実店舗となるアップルストアをオープンし、2020年後半には独自のオンラインストアを立ち上げると発表した。今週クパティーノで開催されたアップルの株主総会中に発表されたため、これは異例の発表となった。

クック氏の発言は、株主総会の質疑応答で、8番目の質問に対する回答として行われた。ある株主は、世界第2位の人口を誇るインドにおけるアップルの成長計画について具体的に質問した。アップルはインド市場への参入に苦戦しており、その理由の一つは、インドの携帯電話業界が端末販売を小規模な地元店舗に依存していることにある。アップルのような多国籍企業は、世界の他の地域と同じように事業を展開することが許されていない。

そのため、ティム・クック氏は、Appleが独自の直営店を開設するための政府承認取得に取り組んでいると述べた。Appleが独自の直営店開設に取り組んでいることは以前から知られていたが、同社が承認を得て2021年に独自の直営店を開設するという発表は目新しいものだった。クック氏は、米国におけるAppleの将来性について楽観的な見方を示した。

今週後半にヒンズー教徒の民族主義者による反イスラム暴動を含む民族・宗派間の暴力の激化がアップルの計画に影響を及ぼすかどうかは不明だ。